モーツァルト(1756-1791)

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CD 輸入盤

オペラ・アリア集、演奏会用アリア集、歌曲集 グリュンマー、アイヒホルン、シュタイン、ミュンヘン放送管

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
900308
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

エリーザベト・グリュンマー/モーツァルト名唱集

『偉大なる歌手シリーズ』CD6枚組ボックス(900309)に収められていたグリュンマーのモーツァルトの分売。
 ドイツのソプラノ、エリーザベト・グリュンマー(旧姓シルツ)[1911-1986]は、最初マイニンゲンで演劇を学び、女優として舞台に立っていましたが、オペラハウスのコンサートマスター、デトレフ・グリュンマーと結婚して子供を産んだのち舞台から遠ざかり、夫がアーヘンの劇場のコンマスに迎えられると共に歌の勉強を本格的に始め、1941年には同劇場でカラヤン指揮『パルジファル』の花の乙女役でオペラ・デビュー。その後、デュースブルクやプラハの劇場にも出演してキャリアを積みますが、1944年、連合軍の市街地爆撃により、夫を殺されるという生涯最大の悲劇に遭遇、夫を深く愛していたこともあってその衝撃は大きく、彼女は生涯、再婚しませんでした。
 戦後は1946年からベルリン市立歌劇場(のちのベルリン・ドイツ・オペラ)と契約し、以来、1972年にオクタヴィアン役で引退するまで同オペラを拠点に活躍しました。その間、フルトヴェングラーやクレンペラー、カラヤン、ケンペ、クリップス、マタチッチ、カイルベルト、ミトロプーロス、フリッチャイ、クリュイタンス、エーリヒ・クライバー、ヨッフム、ショルティなど錚々たる指揮者たちと各地で共演、一方で、クルト・トーマスやフォルスターといった指揮者たちとバッハの宗教音楽を演奏、さらにピアノ伴奏でのリート・リサイタルも積極的におこなっており、1965年からはベルリン音楽演劇大学で教授を務めてもいました。
 グリュンマーは父が歌劇場の合唱団で歌っていたこともあり、劇場的な環境に育ちますが、キャリアのスタートは舞台女優で、本格的な歌の勉強は20代になってからということもあってか、かえって当時の伝統的な歌唱スタイルが反映されず、新鮮な印象を与えることにつながったのかも知れません。
 モーツァルト、ワーグナー、リヒャルト・シュトラウスのオペラを得意としていたグリュンマーは、特にモーツァルトで高い評価を得ていました。(HMV)

【収録情報】
モーツァルト:
1. 演奏会用アリア『男たちはいつでもつまみ食いしたがる』 K.433
2. 魔法使いK472
3. カンツォネッタ『静けさがほほえみながら』K152/210a
4. すみれK476
5. ひめごとK518
6. 夕べの想い523
7. 演奏会用アリア『私の胸は喜びにおどる』K579
8. 歌劇『フィガロの結婚』より『スザンナはまだ来ないわ!:今はどこなのでしょう、あの美しい時は』(独語歌唱)
9. 歌劇『フィガロの結婚』より『愛の神よ、ご照覧あれ』(独語歌唱)
10. 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』より『むごいですって? 愛しい人よ』(独語歌唱)
11. 歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』より『岩のように動かず』
12. 歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』より『恋人よ、許してください』
13. 歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』より二重唱『すぐにも参りましょう』(独語歌唱)
14. 歌劇『魔笛』より『ああ、私にはわかる、消え失せてしまったことが』

 エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ)
 ミュンヘン放送管弦楽団
 クルト・アイヒホルン(指揮:8.11.12.14)
 ホルスト・シュタイン(指揮:9.10.13)
 ハンス・アルトマン(ピアノ:1-7)
 ヴァルデマール・クメント(テノール:13)
 録音時期:1956年12月8日(1-4)、1960年4月1日(5-7)、1962年7月3日(8.11.12.14)、1962年1月14日(9.10.13)
 ミュンヘン放送管弦楽団「日曜コンサート」より

収録曲   

ユーザーレビュー

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いやあ、大好きです。グリュンマー。彼女の...

投稿日:2013/06/13 (木)

いやあ、大好きです。グリュンマー。彼女の残したオペラ全曲盤、多いとはいえませんが、そのすべてに彼女のベスト・フォームが刻まれています。魔弾のアガーテ、ローエングリンのエルザ、タンホイザーのエリーザベト、マイスタージンガーのエヴァ、ドン・ジョヴァンニのアンナ、果てはヘンゼルとグレーテルまで。初々しいドイツの乙女役、彼女で聞いてしまうともう他では聞けません。(私はひそかに、オペラ界のバーグマンと呼んでるんです。ここだけの話。)ニルソンでは冷たすぎてカバーできなかった諸役、かのシュヴァルツコップでさえも、グリュンマーの叙情性は持ち合わせていなかったと思います。思えばこの表現力の豊かさはかつて女優であったというキャリアから来ているのかな、とも思います。誰にも教えたくない、私だけの宝物、そんな私の秘蔵の歌手です。もし興味がわいたら聞いてみてくださいな。

カラスの息子 さん | 島根県 | 不明

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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